株式会社CEホールディングス(東証一部)で、電子カルテシステムの開発・販売を行う株式会社シーエスアイ(代表取締役社長:赤塚 彰、本社:札幌市白石区、以下 CSI)は、株式会社医用工学研究所(代表取締役社長:北岡 義国、本社:三重県津市)と協業し、株式会社医用工学研究所製の中小規模病院向けデータウェアハウスシステム(※)(以下 DWH)「CLISTA! Lite(クリスタ ライト)」の販売を2017年12月より開始します。
「CLISTA! Lite」は、DWH市場にて110病院(2017年10月末時点)の導入実績がある「CLISTA!」シリーズの新製品として開発されました。
「CLISTA! Lite」は、中小規模病院向けのシステムとして従来の「CLISTA!」シリーズの製品機能をそのままに、分析する情報を電子カルテ、オーダリング、及び医事システムの基幹システムのデータを対象とし、また経営改善や業務改革を達成するための分析コンテンツをあらかじめ設定することにより、病院の経営や診療の中核となるデータを確保しつつ価格を押さえた形での提供を可能としています。
低価格としながらも基幹データを担保することにより、大規模病院だけでなく中小規模病院においても、病院内で日々発生する膨大なデータを資産として有効に利活用することができ、『患者に選ばれる病院』となるための経営改善、業務改革、医療の質向上に寄与します。
(※)データウェアハウス データウェアハウスとは、「情報(Data)」の「倉庫(Warehouse)」を意味する用語です。一般的には、
業務上発生したデータを保管したデータベースまたは、そのようなシステムを構築・運用するためのソフトウェアをいいます。
CSIは、電子カルテメーカーとして医療機関と共に歩んできた経験をもとに、常に付加価値の高いサービスを提供し、医療機関の様々な課題の解決と患者サービスの向上に貢献してまいります。
【「CLISTA! Lite」の特長】
電子カルテ、オーダリング、医事システムのデータについて、「CLISTA!」が導入された110件のユーザーで培ったノウハウにより、それぞれが異なるメーカーのシステム同士の場合であっても、一元的なデータ集約を実現します。
CSI製電子カルテ「MI・RA・Is」シリーズとのシームレスなデータ連携を実現しており、また従来の製品だけでなく、新製品である「MI・RA・Is / AZ(ミライズエーズィー)」との連携も可能となっています。
「CLISTA! Lite」では経営改善や業務改革を達成するための分析コンテンツをあらかじめ設定し提供するため、導入後すぐにシステムを利用できます。この分析コンテンツは110件のDWH導入実績のナレッジをベースに設定したものであり、病院運営において必ず見るべき指標である、診療機能の稼働効率等、様々な分析を行うことができます。
導入後のオプションサービスとして、標準コンテンツの分析に加え、診療圏データ等を用いた経営・診療分析を行うアドバイザリー・サービスを提供します。分析結果を客観的に分析し、外部データを組み合わせることによって、病院固有の経営・診療に関する課題を明らかにします。また、見つかった課題の解決に向けて、具体的な改善策をご提案します。
【「CLISTA! Lite」の価格】
CLISTA! Lite:5ユーザライセンス 450万円(税別)~
【「MI・RA・Is / AZ」について】
また、2025年に向けて整備が進められている地域包括ケアシステムにおいて医療機関が担う役割をICTの面から支援するため、導入された病院と、他の病院やかかりつけ医などの医療機関、介護、福祉などの施設や、在宅にて治療を進める患者や家族など、ヘルスケア分野全領域(AllZone)との連携を進めることを目標としています。